都立入試を迎える中3生諸君へ


いよいよですね。


入試まであと2日です。


無事に入試日を迎えられそうですね。


そのことだけでも、すばらしいことです。


これまで、よくがんばってきましたね。


大丈夫です。合格できる実力は十分あります。


落ち着いて入試に臨んでください。


いや、緊張してもかまいません。


適度の緊張感は、プラスに働きますよ。


落ち着いていても、緊張していても、大丈夫です。


だから、決して弱気になってはいけません。


諸君は、実力の点では申し分ありません。


諸君は、受験校にふさわしい受験生です。


自分の力を信じて、きっちりと合格点をとってきてください。




最後に、諸君に3つのアドバイスをします。


まず一つ目、「わかならない問題は潔く捨てろ」です。これがいちばん大事です。


わかならない問題があっても大丈夫です。


何度も言いますが、諸君の実力は申し分ありません。


各々、受験校に見合う実力は十分にもっています。


他の受験生よりも実力が劣っているということはありません。


だから、大丈夫です。あなたにできない問題は、受験生の大半ができません。


みんなが解けない問題を解ける必要なんてありません。


難しいと感じる問題は、後回しにしなさい。なんなら捨ててもかまいません。


ただし、みんなが解ける問題を落としてはいけません。


簡単と感じる問題ほど、慎重に慎重を重ねてください。




2つ目は、「悩む前に手を動かせ」です。


テストでは、必ずしもスマートに問題を解く必要はありません。


泥臭くてかまいません。答えが合えばいいんです。


たとえば、数学の「確率」や「規則性」の問題では、とにかく「書き出す」ことが大切です。


テストでは、うんうんと悩んでいるヒマはありません。


急がば回れ。悩む前に、まずは手を動かしてください。


書き出していくうちに、規則性に気づくこともあります。


いいですか。頭で考えるというよりも、「手で考える」のです。




3つ目は、「最後は、自分の直観を信じろ」ということです。


ふだん、私は、「答えが合えばいいというわけではありません。根拠やプロセスを大事にしましょう」などと皆さんに言っていますが、

それは、「ふだんの勉強」の時、「ふだんモード」の時の話です。


テストの時はちがいます。


「テストモード」では、さっきも言ったように、「答えさえ合っていればいい」んですよ。


モードの切り替えが大切です。


答えに迷ったら、たとえ明確な根拠が見当たらなくても、「これだ!」と思う選択肢を選んでください。


大丈夫、それが正解です。



ふだんから頭を使っていない人の「カン」はあてになりませんが、


日ごろから物事をじっくりと考えている人の「直観」は、案外あたるものです。


皆さんは、受験生として、つねに頭をフル回転にして、これまでがんばってきました。


正解を嗅ぎ分けられる力は十分に身についていると思います。


テスト中に、あーだこーだ悩んでいるヒマはありません。


最後は、自分の直観を信じて、答えを書きなさい。




以上です。


以上の3つのアドバイスが覚えられなければ、これだけ覚えておけば大丈夫です。


弱気になるな。

自分自身を信じろ。

いままでの努力を信じろ。




大丈夫です。



きっとうまくいきますよ。



諸君の健闘を祈ります。



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