桑都ゼミナールは,「復習こそ勉強である」と考えています。
桑都ゼミナールのおこなう学習指示のほとんどは,復習にかかわる指示と言っても過言ではありません。


いくら新しいことを学んでも,時間が経てばそのほとんどを忘れてしまいます。
復習をしなければ,せっかくの学習も無駄になります。

しかし,「復習しなさい」と言うだけで自らすすんで復習してくれる子はめったにいません。
「復習が大切なのはわかるけど,めんどうくさいなあ」と思う子はまだいい方です。
「なぜ同じことを何回もしなければいけないの」と疑問に思う子も少なくありません。


だから,「復習することで必ず成果が出る」
ということを身をもって実感させなければいけません。

「復習したらこんなにできるようになった!!」
という経験をさせなければいけません。

意識よりもまずは行動を変えてみること。意識の変革は行動の変革のあとについてきます。

桑都ゼミナールは,復習のやり方(タイミングや頻度もふくめて)をはっきりと示して,自主的にできるようにします。


当塾の復習指導についてご紹介する前に,ここで言う「復習」とはどのような行為なのかをはっきりさせておきます。

私の言う「復習」とは,具体的には,「(学校・塾で)学習した内容を暗記して,複数の問題集やプリントで演習すること」です。
暗記→演習」の一連の行動を「復習」ととらえています。
※もちろん,「ノートまとめ」も広い意味での「復習」の一つですが,まとめている最中には実力がつかないので,「復習一歩手前」の作業ととらえるべきだと思います。) 

復習をやらせる際の目安は「暗記:演習=2:8」ぐらいです。
短時間で暗記して,大量の問題で演習するというのが最も効果的なやり方だと思います。
時間をかけて完璧に暗記(インプット)するよりも,「だいたい覚えたかな」というタイミングで,演習(アウトプット)に切りかえるよう指導します。

さて,それでは,桑都ゼミナールでは,一人ひとりの塾生に対して,どのように復習を指示していくのか。

塾生が塾に来たらまず,「授業進捗状況表」に,その日の学校の授業がどこまで進んだかを記入させます。
それを元にして,たとえば,次のような復習の指示を出していきます。

「今日は学校で〇〇〇を習ったんだね。じゃあ、教材Aのp.19のまとめを10分ぐらいで覚えてみて。だいたい覚えたら,教材Aのp.20~21を解いてみて。大問ごとに丸つけしてね。」

「教材Aが終わったら,次は教材Bのp.31~32を演習してみて。さっきのと同じ範囲だから。それが終わったら今度は教材Cのp.25~26 をやってみよう。それが終わったら確認テストするからね。」

「先週勉強したコレ,もうそろそろ忘れかけているでしょ。今やっているのが終わったらもう1回やってみてね。」

このように,どの教材の・何ページを・どうやって復習するのかを細かく指示します。
塾生は指示通りに黙々と暗記や演習を進めます。
各自,暗記や演習を進める中で,わからないことがあれば,巡回している塾長に質問します。


自分で復習のコツやタイミングがつかんで,自主的にできるようになるまで,復習について一人ひとりに細かく指示をしていきます。

復習のコツやタイミングをつかんできた子には,こちらからの指示は最小限にとどめて,ある程度自己判断にゆだねます。


桑都ゼミナールは,生徒一人ひとりに「しつこい」復習指示をし,既習内容を「しつこく」反復させて定着させます。